デトルフ・リノベーションストーリーはじまります。その1 [ぽち工房(デトルフとか)]
伯父さんのガラス屋さんに発注していた、デトルフの追加棚用のガラス板が出来上がり、先日受け取ってきました。
そんな訳でまずは、1期工事(試作工事)のおはなしです。
それは、平凡なデトルフオーナーだったはずの私、ぽちに訪れた小さな事件。信じたのは勇気の心。手にしたのは魔法のガラス。
デトルフ・リノベーション(DETLOF Renovation)ストーリー、はじまります...
(続き長いです...)
先月の記事、ぽちのプチバケーションZweiシリーズで、いよいよ脳内
なんか『改造計画』って表現ではイマイチなので、いろいろ考えまして、『デトルフ・リノベーション・プロジェクト』と名付けました。
えっ!? そんなのどうでもイイって!?
いえいえ名前は重要ですよ!!
だって、どうせなら、カッコイイ名前の方がいいでしょ? いや、かっこいい名前の方が断然いいに決まってるじゃぁありませんか!!(あ、ぽちが永遠の中二だからかな...(笑))
まぁ、中二なハナシは置いておいて...デトルフ・リノベーション・プロジェクトですが、
予定では1期〜4期までの工程予定で進めてまいります。(変更の可能性は大いにアリますが...)
1期工事 資材・工法選定及び試作工事
2期工事 1期工事の結果をフィードバックして量産工事(本工事)
3期工事 ガラス扉用の耐震加工(2015年)
4期工事 LED照明調整、リニューアル(2015年)
そんな訳で『デトルフ・リノベーションストーリー その1』は資材・工法選定及び試作工事です。
ぽちの趣味全開な記事でわありますが、ぽちのブログを実際に参考にしてくれている方々も少なからずおられることを知りましたので、検討段階からの資料も出していきたいと思います。
さて、ガラスを受け取った日、7日は....
前日の24時間勤務でろくに仮眠もとれなくて、そんな状態だけど伯父さんの所にパソコン届けに行って、ガラスをもらってきました。(1つ前の記事の事ね)
帰ってきてから眠いし、じっくりと製作記事を作りたいから、後日に...と思っていたのですが、
これ見てたら、テンション上がって....
これが(ガラス)が届いたというのに、今日お前は何もしないのか!?という天の声が聞こえた。(気がした)
材料の調達がまだなので、材料がなければ諦めるところですが...実は押入れの中に少しなら備蓄があるので(なんでそんな備蓄が!?)
やだもー! もう、やるしかないじゃないですかー!!!(笑)
ということで、まずは棚板のガラスを乗せるベースからです。
デトルフでは定番と言われるアルミ丸パイプ使用の工法がありますが、ぽちは今回は採用しませんでした。
定番とは違う方法でのアルミ丸パイプを使用した工法と、アルミLアングルを使用した工法で考えていきます。
アルミLアングル工法での、棚1枚当たりに必要な資材です。
アルミ丸パイプ工法での、棚1枚当たりに必要な資材です。(上に比べ、ナイロンサドルの数が倍です)
デトルフオーナーの方々は、その美しさでデトルフを選定していると思いますので仕上がりの美しさも重要ですよね。
ナイロンサドルと、ペイントマーカー(シルバー)です。
何をするかって?
塗ります。 ナイロンサドルを銀色に塗っていきます。
つぎは、実際にデトルフで試してみた写真を。
6通りの方法を試してみました。
六角ボルト、超低頭ボルト、袋ナットなど、見た目に関わるいろいろを実際にやってみてイメージをつかみます。
この結果から考えますと、ナット側が内側に向く方が見た目が綺麗です。
ということは、ナットが内側になると言うことは、ネジ式だと物理的に設置できないので、ネジ式は除外ですね。
もともと狭いスペースでの作業を考慮したら、六角ボルトが有力だと思っていましたので、ある意味それの検証となりました。
見た目には、丸パイプを使うよりはLアングルの方がすっきりして見えます。
水平位置でなく、デトルフを実際に見る目線からですとLアングルの下にナットが隠れますので、ほとんど気になりません。
と、ナイロンサドルは着色したものの方が断然いいですね。
<<決定>> アルミLアングル、六角ボルト、着色ナイロンサドル
(この後、六角ボルトの長さとかを検証しましたがそれは省きますね>M4x8mmに決定)
でわ、一番の要であるガラスを。
それは素敵なガラスなの?(それは素敵な出会いなの?)
ぽちは、このガラスの質感が好きです。
このガラスの発注の時のエピソード。
必要なガラスのサイズと枚数が決定したので伯父さんに連絡しました。
ぽち『横385で、長さ150が8、200が10、250が4なのですが...多くてすみません』
伯父さん『あ、これくらいなら端材で作れるから問題ないよー あ、これギリギリの大きさ?1mm位は誤差出るかもしれないけど大丈夫?』
ぽち『えっ!? 全然大丈夫です!!』
やっぱり、ぱねぇッス! 誤差1mmって...機械切断じゃなくて、手切りですよ! 手切りで誤差1mm!?
そして、端材で(タダで)作ってくれるという事だったので、受け取った時に、
伯父さん『端材からだから、少し傷が入ってる部分もあるけど、大丈夫かな?』
ぽち『あ、自分用ですから、全然大丈夫です!』
と言って、傷のついてるガラスの部分の説明を受けるが....
えっ!? キズって、この程度の??って驚きました。(伯父さん>お金もらう工事だったらこれでも大問題だけど..との事)
そして、オーダーの時に『模型ケースに使うと』少し嘘をついてしまっていたぽちに再度質問が...
伯父さん『こんなに、沢山何につかうのー?』
ぽち(あ...模型ケースが嘘とバレてる(笑))『あ...実は、フィギュアのケース用なのです。』
伯父さん『おっ!そうかー! それなら沢山いるなー また言ってくれたら作るよー!』
とっても嬉しいお言葉....
そして、伯父さんは、ぽちがここまでのオタクだとは知らない...ハズ(笑)
そんなガラスですが、作るのにちょっと時間ちょうだいねーって言われてたけど、オーダーから4日で完成。
指定サイズにカットしてもらうだけで、十分だったのですが、
さすが...全部、面取りしてある。
これ、通常の切断面なのですが、
表を向く1面だけは、加工しておいたよーって...すげぇ...
そして『誤差1mmくらい大丈夫?』
見事に、全部が誤差1mm以下でした。(オーダーサイズは385mm)
さて、ガラスで棚板を作ろうとお考えの方...
デトルフのオーナーの方ならご存知でしょうが、厚みのあるガラスは非常に重いです。
(今回のは5mmガラスなので、デトルフの正面扉と同じ厚みです。)
横幅385mm、厚み5mmで奥行き250mmX4枚 200mmX10枚150mmX8枚の計22枚で19.4kgです。
1段目用ガラス 385mmX250mmX5mm 1.2kg
2段目用ガラス 385mmX200mmX5mm 1.0kg
3段目用ガラス 385mmX150mmX5mm 0.8kg
このガラスを普通に購入すると価格は?
この質問に対しては、ガラス屋によって価格はまちまちなのと、このようなオーダーがほとんど無いのではっきり幾らとは...との事でしたが、
ガラスには規格サイズがあって、そのガラスから切り出して作るので、オーダーするならその規格いっぱいにとれる大きさと枚数で注文するのが一番安上がりだろうか..と。役立つ情報でなくてすみません...
ちなみに、ぽち調べでは385x250x5で約800〜1400円位な模様...
ネットで簡単に見積もりできるところ見つけました。参考までに>コーワ・ガラス鏡自動販売機
街のガラス屋さんに端材でいいから作ってほしい!ってお願いするのが一番安上がりだと思うよ!(伯父さん談)
ガラスの説明はこれくらいに...
24時間遠征の疲れがじわじわと....もう疲れたよ...と思っても、
これを見ると...やらねば!!
では、アルミLアングル加工いきまーす!
切っていきます。 カットに使ってるのは、ピラニア2という細刃のノコギルです。
アクリル三角棒のカットにも使いました。非常に切れ味よくて細かい細工に適しています。
カットしたら、ポンチで印をつけて、穴をあけます。
ここで、仮組みしてみたが...改良の余地あり。
片側の穴を下まで落としました。作業効率UPのためです。
穴の下側をヤスリで削り取ります。
こんな感じね。(バリがあるのは仕上げ前だから...)
これをするとどうなるの?
奥側の作業効率が格段に上がります。
1.ナイロンサドルをセット。
2.六角ボルト+ワッシャ(2枚)+ナットをセット。
3.ドッキング!! 上からアルミLアングルをはめ込む
ベースをひたすら取り付けていきます。
アルミのLアングルは当初、奥はドッキングで手前は穴通しでしたが、量産モデルはは奥も手前もドッキング方式にする予定です。
デトルフ1号の2段目と3段目の工事が完了しました。
なかなかいい感じですね。(試行段階なので、丸パイプ工法も混在。ボルトの長さも数種)
以前は、
棚板の代わりに、以前使用していた、ダイソケースの蓋を使ってました。
それが、ガラス棚に。
あ...コレ...とてもいいわ...
ねんどろプチシリーズ棚は3枚追加で4段仕様。
その上の一番くじ棚は1枚追加で2段仕様です。
さぁ!いきますよー!! ビフォー&アフター!
以前のダイソーケースの蓋を使用していたディスプレイ。高さもなく、ねんぷち達が所狭しと並んでいます。
匠の技で...
なんということでしょう〜!
ねんどろいどぷち達が広々とした空間でのびのびとディスプレイされています。
ねんぷち達の喜びの声が今にも聞こえてきそうです。
一番くじ、なのフェイたちの表情も喜んでいるかのようです。
なんか、とてもイイですよ!これは!
横から
棚板のひな壇化(奥行きを変えて段差に)は正解でしたね。
とてもすっきりしていて、ディスプレイするときも並べやすいです。
ベースの比較。
Lアングルと丸パイプ。 ぽちはLアングルが好きですが、ここはお好みでいいかと思います。
完成後に嫁さんの査察が入りまして結構好評でした。とLアングルの方がすっきりして良いのでわ?との事。
ここまでがデトルフ・リノベイトストーリー その1となります。 ガラスを頂いてきた7日に製作しました。
次は1期工事での試行錯誤の結果を踏まえた上での2期工事(本工事)になります。
そして、このブログを書いてますのは10日ですが、また夜戦2連チャン明けの眠い目を擦りながら、残りの資材を調達してきました。
資材の必要数を計算するのって面倒だよね... と思いますよね。
ぽちは、デトルフ何号の何段目に何枚追加と入力すると必要資材数が計算できるシートを作りましたです。
参考にしたい方用にUPしようとしましたが、ソネブロではExcelファイルはUPできなかったですね...
そして印刷した、このシートを握りしめてホームセンターへ。
作業台を借りて、ボルトとかを並べてチェック。
バラ売りは、たまに規格外が混じってるので要注意なのです。
購入資材といっても、ボルト&ナット類と、ナイロンサドル、アルミLアングルだけです。
ただ、予定の1M物のLアングルが品切れで...
2M物になってしまった... まぁ、若干割安だからいいけどね。
大量のボルト類...
今日はもう工事はしませんが、ナイロンサドルの着色だけでもやっておきましょう。
竹の割り箸に刺すとやりやすいですよ。
ペイントマーカーで、塗り塗り....
塗ったら、しばらく乾かしまして、
バラして、
こんどは、ここの横の部分を
塗っていきます。
完成デス。 このように手が銀色になるので、手袋は必須ですよ(笑)
非常に長くなりましたが、あえて!長くしてみました。皆様にとって何かのヒントにでもなればと。
さて、詳しい製作方法・寸法などは次回以降で紹介いたします。
多くのデトルフオーナーの方々にとって、少しでも参考になれば、それはとっても嬉しいなって。
でわ。
2014-12-10 22:50
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コメント(4)
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こんばんは
このリノベイトが終わった頃には「デトルフマスター」の称号が得られそうですね^o^
by アニ (2014-12-11 01:33)
途中から某リフォーム番組のBGMが流れ、サザエさんの声で再生されたのは私だけではないはず!!
by デジカメ (2014-12-11 08:26)
アニさん、nice!&コメありがとうございます!
デトルフマスターですか… うん!それイイ!
リノベイトが終わった時にデトルフが言いそうですね。『問おう、あなたが私のマスターか?』って(笑)
by ぽち (2014-12-11 12:56)
デジカメさん、nice!&コメありがとうございます!
匠ぽちによるデトルフビフォーアフターでした〜!
楽しんでいただけましたでしょうか(笑)
(あ、自分で匠って言うなよ、ですね(笑))
by ぽち (2014-12-11 13:00)